2020年度はコロナ渦の中で早期退職を募る大企業が増えました。
早期退職を実施する企業は2021年の1月から3月を目安に早期退職希望者を募る傾向になっている為、2021年度に関しては企業の全体的な人数は減る傾向になります。
企業の業績が採用市場に直結しますので、転職や就職を考える人にとっては厳しい一年になることは間違いありません。
厳しい就職活動を有利に行うには業績が良い業界を狙うという方法があります。
年代では20代が1番有利になりますが、実績を武器にできる世代と競争することを考えると若さだけでは足りないかもしれませんね。

2021年の業界別天気予報だね
今の仕事に満足度が低いのなら、他の仕事を考えてみることも良いでしょう。
以前に転職の思考法を紹介しましたので、まだ読んでいない方はこちらから

2021年度の天気予報を参考にして活動に役立ててください。
- はじめて就職活動をする人
- 転職・再就職活動を考えている人
- 2021年の成長業界を知っておきたい人
最後までお付き合いをお願いします。
2021年度の業界天気予報について

2021年度の業界別天気予報を日経業界地図を参考に発表します。
ここからは業界毎に伸び(10%以上の伸び)が想定される分野の紹介です。
分野を全て紹介するには多すぎるので伸びが想定される分野に絞っての紹介になります。
自身が応募をする際に気になる業界の勢いと成長度合いの参考にしてください。

2021年度の業界天気予報

2021年度に伸びることが想定される業界と分野を紹介します。
絞り込んで紹介しますので最後まで読んで自身の考えと照らし合わせてみましょう。
自動車・機械・造船業界
自動車・機械・造船業界の中では2つの分野が注目されています。
エコカーに関わる分野とサービスロボット・ドローンに関わる分野です。
自動車・機械・造船業界を希望している人は、希望している会社がエコカーやサービスロボット・ドローンの分野に関わっているか注目してみましょう。
電気・精密・通信業界
電気・精密・通信業界は2020年度も好調を示している分野が2021年度も好調になります。
- クラウドサービス
- IOT
- 人工知能(AI)
- ビッグデータ
- VR・AR・MR
ここであげた5つの分野はこれからも日本だけでなく、世界でも注目を集めている分野ですので、電気・精密・通信業界を検討している人は注目してほしい分野です。
環境
環境業界の中では今後の注目を集める分野を3つ紹介します。
スマートグリッド・風力発電・燃料電池の3つです。
ほかの業界もが注目している分野ですから、先の見通しは明るい分野ですね。
環境業界を目指している人は頭に入れておきましょう。
エンタメ・メディア・コンテンツ
この業界で注目する分野は5つあります。
- SNS・無料通信
- ネット広告
- 動画配信サービス
- スマホ向けコンテンツ
- 電子書籍
スマホの普及と通信速度の向上により、これからは時間にとらわれない配信が伸びてきます。
時間が決まっている配信しか出来ないと衰退の一途となるのです。
エンタメ・メディア・コンテンツ分野を目指している人はこの5つの分野に注目してみると良いでしょう。
流通・小売り
流通・小売り業界では今後も伸びていく分野が2つあります。
EC(電子商取引)サービスとキャッシュレス決済の2つです。
ネットを活用した生活形態は定着しつつあります。ネット社会に対応したサービスを提供している企業であるかどうかは確認してから検討すると良いでしょう。
専門店
専門店業界は今年も伸びた分野と痛みを受けた分野の2つになります。
ドラッグストアと外食(ファストフード)の2つです。
ドラッグストアは今やコンビニと変わらないくらい出店を伸ばしてます。
外食(ファストフード)は持ち帰りやアクリル板の設置などの対策で客足が戻ってきているのです。
専門店業界への就職を考えている人は検討してみると良いでしょう。
運輸・物流
運輸・物流業界は1つに絞って紹介したいと思います。
倉庫の分野です。
物を動かすときに必ず必要になるのが倉庫ですから、以前から注目されていた分野ですが、今後は需要も増えること間違いありません。
運輸・物流業界を目指す人は倉庫の分野に注力している企業がおすすめです。
建設・不動産
建設・不動産業界のなかでは1つに絞れます。
建設の分野です。
コロナウイルスの影響で民間のホテル建設予定が無くなり打撃を受けた分野ですが、国を挙げてバックアップするはずです。
これから先の大阪万博に向けた建設物や再開発事業も促進されます。
インフラの整備もありますので、この先は明るい業界です。
金融
金融業界からは2つの分野が今まで以上に伸びてきます。
ネット証券とネット銀行の分野です。
これからは銀行も統廃合をしていく時代になります。
ネット証券とネット銀行は人件費のコストを考えても今の銀行では難しい取り組みも出来るのです。
金利をみてもネットの方がお得に利用できるので、今後も伸びていく分野になります。
サービス
サービス業界からは2つの分野を紹介します。
就活サービスと保育サービスの分野です。
就活サービスは早期退職をされた人を含めて利用する人が多くなります。逆に利用しない人は利用している人より有利に就職活動を行えないでしょう。
保育サービスは現在の不足状態が解消されない限り需要が続きます。
どちらも先が明るい分野ですから、サービス業界を検討している人は注目してみると良いでしょう。
まとめ
今回は業界別の中でも先が明るい分野を紹介しました。
勢いのある業界は事業の拡大と新規事業を活発に行っています。
その分、採用活動にも活発なのです。採用に活発な企業は先が明るい傾向だと覚えておきましょう。

就職活動は情報が命なんだね

企業や業界を取り巻く環境を把握して就職活動を行うことで良い結果につなげることができます。
2021年は就職を考える人にとって安易にいかない1年間になることが予想されるので、人より多くの情報を仕入れる必要があるのです。
情報戦に勝利することが希望通りの勤務先を見つける手段になることは間違いありません。
自分だけで頑張ろうとせずに、使えるものは全て使って就職先を勝ち取りましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
おわり
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